2015年12月05日

京のはんなりソネット1 -百夜通い伝説によせて-


小町の羽織

はねずの梅は、盛りを迎えました
雪代に浮かべた、花の面影のように、
紅をさした頬は袖を濡らしています
うつつを歌に詠んだとしても、
いずれは散ってしまうのでしょう

はねずの梅は、人目を憚ることもなく、
花冷えに夜を燈しています
撓めた指先に数えた榧(カヤ)の実を、
慕わしく思う気持ちが、老いることはないでしょう

深草少将、小野の庵まで百夜通い(ももよがよい)
待ち侘びて、一夜を祓う白(つくも)髪、
なり染めて、反す衣は九十九(つづら)織り

化粧井戸から、夢が抜け出しました
あなたのせなかに、羽織をかけに



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参考資料 http://www.京都通.jp/Life/LegendMomoKayoi.html
posted by aki at 16:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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