2014年12月31日

出会いと別れとバルセロナ

最初の別れは、2才のとき、実母との別れだった。記憶にはないが、祖母の話によれば、母の実家がある鹿児島に向かう、母が乗っている列車を、ホームの端まで泣き叫びながら追いかけたらしい。

次は、幼稚園児のとき、愛媛の面河村という山村の7年間、預けれたことだ。面河村の大自然は、すぐに僕を歓迎してくれた。満天の星、住んだ空気、川の水。しかし、辺境の地でよそ者の僕は、なかなか受け入れてもらえなかった。そしてやっとの思いで、友達が出来て、面河村の住人になれたと思った小学校4年生のとき、僕は再び、京都に連れ戻された。そのときの別れは、本当に辛かった。京都に帰ってきても、田舎弁丸出しの僕が、そう簡単に街に馴染むことは出来なかった。

そして、中学生のとき、僕は白血病を患った。血液内科の子供病棟で、同じ病気と闘う戦友は、たくさん死んで逝った。僕は、破天荒で不真面目な患者だった。ただ、ベビースターラーメンが食べたいというそれだけの理由で、抗癌剤治療中、白血球が減少しているのにも関わらず、病院内の外来棟、ばい菌だらけの売店へ、点滴をガラガラと引きずって買い物に行く始末の悪い患者だった。それに比べて、他の子供達は、もっと病気に対して真正面から闘っていた。しかし、僕は生き残った。その後、10年間、生き残った罪悪感に僕は苦しんだ。

中学を卒業して、不動産屋が経営する、ラブホテルに住み込みで働いた。清掃員はほとんど日系のブラジル人だった。最初は、手振り素振りで言葉の壁を乗り越えながら、彼らから仕事を教わった。それから僕は昇進した。18才のとき、今度は僕が彼らを管理する立場になった。そして、彼らに日本で働く為のノウハウを教えて、彼らを人材派遣する立場になった。僕は、彼らと心から交流したかった。だから、寝食を共にした。ブラジル式のパーティーをたくさんした。彼らが、初めて僕に作ってくれた日本食、ひき肉とパスタの入った味噌汁の味を、僕は生涯忘れないだろう。セルソ、アンドレア、セルジオ、シルビア、リサ、理解者であった斉藤さん、僕は彼らを教育して、派遣先を探して、機械的に送り出すことができるほど、クールではなかった。情に絆されて、家族を売り渡すようで、そんな気持ちにはなれなかった。

あるとき、セルソとアンドレアの娘のカタリナが火傷をしたことがあった。僕はすぐに氷水で冷やしたが、これは、彼らの文化では間違えだった。ブラジルでは、擂ったリンゴの汁を患部に塗るというが適切な処置だった。カタリナの傷跡は、消えたのだろうか?

僕が音楽(ジプシールンバ)と出会ったのは、三重県だった。3年くらいバンドで活動させてもらった。ずぶのど素人の僕をボーカルとして使ってくれた。本当に夢のような毎日だった。しかし、僕は交通事故を起してしまって、京都に帰らざるえない状況になった。そのとき、付けてもらった名前が「コモエスタヌキ」だ。

僕が、バルセロナに行きたいと思っている理由は、今度こそは、自分の力で、別れを覚悟の上で、出会ってみたいのだ。自分の力で、ジプシールンバを生んだきっかけとなった、「ルンバカタラーナ」を生んだ地、バルセロナの人と出会ってみたい。

僕には、日本で培ったルンバがある。バルセロナの彼らがそれを受け入れるかどうかなんて、どうでもいいのである。ただ、出会いと別れの境界線を、今度こそ自分の信じたルンバの道で埋めてみたい。そういう意思は、日本とバルセロナ(カタルーニャ)を繋げることである。ルンバを架け橋にして、人と人を繋げることが、僕が生まれてきた使命のような気がするのだ。それは「しんちゃんの歌」を歌って半年、現実的にそう思うようになった。

来年は旅費を貯めます。ギャラも投げ銭も、生き金にします。そして僕のルンバ物語を、みんなに生放送したいです。僕の音楽人生を読む、来年はそういう気持ちで、ライブを観てください。人生は一冊の小説に例えられることがありますが、必ず面白いものになるようがんばります。

                             2014 12・31 コモエスタヌキ

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posted by aki at 07:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月23日

近日のライブスケジュール  

12/24 (水曜日)
焼き鳥ishida クリスマスソロライブ 空席が少なくなってきています。

京都府京都市山科区西野八幡田町10番地の2
魂のクリスマス(Alma de la Navidad)
スタート19:30 075-595-6388
http://www.sumibi-ishida.com/index.html

12/27(土曜日)
Mezon de piano Sesamo SoloLive
Open18:00 Start 21:00 22:00 23:00  
Charge¥700
京都府京都市中京区河原町三条上ル一筋目東入ル北側 エビス会館B1 
075-251-0858
http://sesamo.okoshi-yasu.net/

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posted by aki at 10:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月21日

大文字山の詩

心に瞳があるのなら、でっかい夢が見れるだろう
夢を言葉で語れたら、あなたのことを唄うでしょう

さよならを零しちゃいけないよ、涙の数だけ待っている
出会いという、君の名前が

山に登ろう!そして下りよう!
明日も登るよ!そして帰ってくるんだよ

いつもあなたの顔を見て、毎日違ったあなたを知る
ほんの少しづつだけど、言葉にならない思いが過ぎる

木の葉がひらひら鳴いている、風に吹かれて散ってゆく
いつかあなたに帰れるように

山に登ろう!朝日のように!
明日も下りるよ、あなたの待ってる夕日まで

夢を言葉で語れたら、あなたのことを唄うでしょう
あなたと出会えた自然の歌を、まるで何も無かったように

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2014年12月16日

イコライザーと弁当

自分の声を録音して、3バンドイコライザーで、高音、中音、低音をいじっても、音程は狂いませんが、雰囲気は変わります。この雰囲気を、何か自分なりの言葉に変えて練習がしたくて、お腹が空いている僕は、「雰囲気」をお弁当に例えることにしました。

A弁当 喉を意識して歌う弁当。おかずが少なく2品くらいで、揚げ物が多い。少し中東的なイメージ。

B弁当 胸式を意識して歌う弁当。揚げ物と煮込みが4品くらいついていて、自分的にはベストな量とバランス。ただし米ではなくパン。

C弁当 腹式を意識して歌う弁当。アペリティフからで始まって、マリネや、タンシチューとか、ディナーっぽくて、ちょっと高級なお弁当。

この3種類のお弁当を、一曲の中に織り交ぜて歌う基礎練習をしています。



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明日は、山登りに行って、アップダウンを利用した、呼吸法の練習です。

posted by aki at 22:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月15日

松竹梅

12月に入って、正月の匂いを感じます。その前にクリスマスがあるので、正月の匂いは、まだ、八里くらい先で、焚き木でもしてるのかな?その煙の匂いようなものですが。

来年の天Qさんの初ライブは、1月3日ですので、松竹梅でも生けようと思っています。できるだけ、いつも触れている山の木々を生けたいと思っています。(だから雑草でもいいのですけどね。)

松竹梅というのは、もともと宋の時代の中国における、歳寒三友という画題のひとつが日本に入ったものです。際立って日本のように、縁起物として扱われていたわけではありませんが、宋の時代の日本は、平安時代から鎌倉時代になります。寒さに強いこの松竹梅が、縁起物として扱われるようになったというのは、わからなくもないです。

大文字山では、相変わらず、林道を通す工事が進んでいます。僕はこの光景を見る度に、悲観的な気持ちが心を覆いつくします。

伐採された木々が道に横たわっています。せっかくですので、伐採されてもまだ青さを保っている赤松を生けたいと思っています。今日はその伐採された松を拝借してきました。水切りしてバケツに入れてます。ライブ前にもう一度採りにいくつもりですが、今から準備しておけば、ライブ当日の何日くらい前に、採りにいったらよいのか、予想がつきますね。

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2014年12月12日

次のステップ


この1年間、苦手な営業活動をがんばった。
でも、僕は何か違う気がしていた。

FBで僕の私生活を晒して、その上でライブを観に来てくださいと告知する。
それは僕だけじゃないと思う。ほとんどのミュージシャンがそうしてる。

僕はそんなことが、器用にできるタイプじゃない。
僕の目標は、お客さんが僕を探して観に来てくれるようなミュージシャンになりたい。
そんな幻のミュージシャンになりたい。

その為には、もっと歌心の技術を向上させるべきなんです。
唄ってるようでうで、唄っていないような、心地のよい風のように唄いたい。

これが、僕が生まれてきて唄う理由。今はそのために、日常生活から黙ることをしている。
もっと礼儀正しく生活を改め、いい音楽を感じてもらいたいと思っている。
僕だけが唄いすぎないように、私生活から黙って、もっともがこうと思ってます。

そのために、FBは小休止です。

これは、前向きな僕の挑戦です。
けっして、手を抜いているわけでは、ありません。
必ず、僕は僕の生き様の、歌でお客さん返しますよ。
なぜなら、僕が生活、生まれてきた理由が音楽だからです。

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2014年12月09日

花入りのマドラ


大文字山に行ってきました。なんで、そんなに週に何回も山に行くのか?
なんて聞かれますが、好きやから、としか言えません。

山はいいですよ。最高ですよ。

今日は、山の雰囲気が違うます、ブルドーザーとか入ってて、
工事の監督に聞いてみたら、林道を通すそうですわ。
病人をすぐに搬送できるように、とか、色々事情があるらしいです。
しゃあないね、僕の力ではどうすることもできません。

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明後日は、わからんやでライブです。どうぞ、よかったら観に来てください。
最近は、そろそろ音楽を辞めよましょか、そればかり考えてますが、辞めるタイミングがわかりまへん。
これも、おかげさまなんですかね?

お花の入ったマドラーです。また、衝動買いですわ。あまりに可愛いので買ってしまいました。
このマドラーでステアしたら、酒呑み、止められるかもしれません(笑)

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posted by aki at 17:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月08日

花瓶の山茶花


なんとなく、なにも考えずに、挿していました。
花瓶に生けていた、山茶花の花が咲いていました。


自分が、何のために生きているのかがわかった。
他の人の代わりはできない、自分で、初めて大自然いのちを自分なりに全とうしていくことができる。
「山本空外」


それがわかることが、大切なのだと、この、山茶花の花を見て、感じました。
山茶花は、たとえ、花瓶であっても、根がなかろうが、咲くために生まれてきたのだから、咲いたのです。

僕は、歌うために生まれてきたのだから、この山茶花のように、
自分なりに、大自然の命を、唄うことで、全とうしていかなければならばいけない。

と、応援されました。

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posted by aki at 20:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日

私だけの唯物史観

演奏するとき、私はアーティスト(表現者)という考え方は、持ち込んではならない。
そして、舞台でただ労働するのみです。

普段の生活の所作の中にこそ、私が、ジャージを着て、買い物に行く、
そういうときにも、私と世界の間に、アートを発見することが、アーティストしての私です。

ですので、舞台上では、私は労働者です。

さすれば、表現としての芸術は、私と、観客や観衆の間に在る空間に、自然に生まれます。

それをどう見るか?どう吸収するか?そこに芸術性が、それぞれの自分に、問われるのです。

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posted by aki at 17:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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